坂口 紀良
何年か前になるが、近くのデパートで坂口紀良画伯のガラス絵を見たことがあり、そのときにはビュッフェの様なきれいな絵だなと思った。
その後、2〜3回程度油絵を見たことがあった。明るくてさわやかな風景。心が安らぐ。
2017年9月オークションで20号の絵を見つけた。エーゲ海を望むのホテルか、あるいは断崖の白壁の家なのだろうか。真ん中にある国旗がどこのものかわからない。ギリシャのものではない。かなり高いところから描かれた絵だ。美しいエメラルドグリーンと青が混じった海を通り過ぎるかなり大きいと思われるヨット。とても小さく見える。本当に素敵な風景と色彩。軟らかい線で描かれていてやさしくなれる。 僕はエーゲ海が大好きなのだ。テラスに降りてゆく階段、その先の扉、その階段の横に置かれた鉢と赤い花がとても美しい。
こんなところに住んでみたいなと思う。猛烈にこの絵が欲しくなり、かなり激しい入札の末何とか落札した。大変な数の入札数だった。人気があるのだろう。
今僕の部屋に置いているが、見る度にこんなところに住みたいと繰り返し繰り返し思う。絶対に叶わない夢だが、これが良いと思う。
僕にとってはかなり大きい絵なので、もっと広いところにかけたいと思っている。
経歴坂口 紀良 Sakaguti Noriyoshi （オフィシャル・ホームページから）
１９４８年 愛知県豊橋市に生まれる。１９７２年 東京芸術大学油絵科（中根教室）卒業
卒業制作が文部省買い上げとなる。安宅賞受賞
１９７４年 同大学院修了 朝の会に９５年まで出品 二人展（富山青木画廊）
１９７７年 個展（銀座・洋協ホール、富山青木画廊）
渡 仏
１９７９年 帰国後、鹿児島にて留学時の研究を続ける
１９８０年 青樹会（富山青木画廊）出品
１９８１年 悠環会（東京・大丸デパート）に１９８５年まで出品 元の会（東京梅田画廊）出品
１９８２年 個展（銀座・永善堂画廊）
１９８３年 油絵大賞展招待出品
１９８４年 和の会（銀座・和光）に１９８６年まで出品 個展（大阪・フクダ画廊）
１９８５年 ガラス絵による個展（フクダ画廊、富山青木画廊）
１９８６年 日本アートフェアー'８６（銀座・洋協ホール）出品
１９８７年 個展（銀座・アートセンター、主催永善堂画廊）
１９８８年 個展（富山青木画廊）
１９８９年 個展（フクダ画廊）
風の会（銀座・ギャラリー和田）に１９９８年まで出品
１９９０年 ニューアーティストウェイブ展（東京美術倶楽部）出品 個展（銀座・青樹画廊）
１９９１年 個展（フクダ画廊）
１９９４年 和音の会（ギャラリー和田）に１９９７年まで出品
和の会（銀座・和光）に１９９７まで出品
南仏・イタリア取材旅行
１９９６年 個展（永善堂画廊）
光の会（銀座・和光）に２０１０年まで出品
ガラス絵による個展（銀座・木田画廊）以後毎年開催 ニューヨーク取材旅行
１９９７年 ＴｉａＦ（東京国際フォーラム・日本洋画商協同組合主催）に出品
１９９８年 個展（新潟、富山、金沢） ヴェルブ展（青山・ギャルリーＥＭＯＲＩ）
１９９９年 個展（青樹画廊） 個展（京都・河原町画廊）
２０００年 個展（横浜そごうデパート） 個展（フクダ画廊）
２００２年 個展（ギャラリー和田） ’04 ’06 ’08 ’10年にも開催 個展（大津西武、名古屋丸栄スカイル、
そごう横浜店、宇都宮西武そごう八王子店）
２００３年 個展（八尾西武、静岡西武、川崎西武、だるまや西武、沼津西武、そごう川口店、旭川西武）
２００４年 個展（そごう横浜店） 桃花の会（日本橋高島屋） ’06 ’08 ’10年にも開催
２００５年 個展（金沢・香林坊大和） 個展（池袋東武）
２００７年 第７回 伝統からの創造−２１世紀展（東京美術倶楽部）現在まで出品 個展（池袋東武）
２００８年 個展（名古屋・名古屋画廊）
２００９年 立軌展（国立新美術館）現在まで出品 個展（東京・渋谷西武） 薔薇展（銀座・ギャラリー和田） 個展（名古屋・松阪屋本店）
２０１１年 個展（広島天満屋、岡山天満屋、福山天満屋） 稜の会（日本橋高島屋、大阪高島屋、名古屋高島屋）
２０１２年 稜の会（日本橋高島屋、大阪高島屋、名古屋高島屋）
現在 立軌会同人
