アトピー性疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎)の予防のために
アトピー傾向のある子どもたちに対する場合と、家族の中にアレルギーの疾患を持った方がいらっしゃる場合、次のことに気をつけてください。
1)卵と牛乳の過剰摂取をしない
おかあさんは、妊娠中と授乳中は、卵と牛乳の摂取をひかえましょう。(小魚、海草、緑黄色野菜からカルシウム摂取を)
2)母乳で育てよう
できるだけ母乳で育てましょう。母乳が足らないときはアレルギー用ミルク(牛乳蛋白加水分解乳:森永MA-1、明治エピトレスなど)をヌークの乳首で飲ませます。
3)離乳食について
生後6ヶ月より穀物、野菜、いも類から始めましょう。タンパク質は魚貝類(魚は白身の魚から)を主体として、鶏、牛の関係のものは満1才までひかえましょう。
大豆類(みそ、しょうゆも含めて)は生後10ヶ月から。とうふは8ヶ月くらいから。油のもの、油のお菓子なども1才から。合成着色料の入ったお菓子などもできるだけ避けます。
添加物を避け、できるだけ手作りのものを食べさせます。また、季節の野菜を取り入れたメニューを工夫し、野菜をたくさん食べさせましょう。これは今後の習慣としても重要です。
甘いものはできれば少な目にします。
4)1歳を過ぎたら
満1才後も卵、牛乳は与えすぎないように。毎日同じものをたくさん食べたり、飲んだりすることが良くないのです。
5)ほこり、ダニの少ない環境にしましょう。
これらはアトピー性皮膚炎の原因になるだけでなく、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギーの原因になります。普段からよく気をつけて掃除をしましょう。