ハンドネブライザー(定量噴霧式携帯用吸入器:MDI)の使い方
ハンドネブライザーによる吸入療法
5歳以上で、吸入器による吸入療法までは必要のない児で夜間とか診察がすぐにできないときなどに使います。
【吸い方】
1. 初めて使用する場合は,ボンベがアダプターにしっかりはまっているかどうか確認するため,試し押しを2回行う。
2. キャップをはずし,容器をよく振る。
3. 息を全部吐いた状態で舌を下げ,のどを拡げた状態になるようにする。
4. アダプターを歯でかんで口を大きく開ける。あごを軽く上に向ける。
5. 息を口から深くゆっくり吸い込みながら(吸気時間 約3秒),同時にボンベを1回強く押し,薬剤を吸入する。
6. 息を吸い込んだ状態で,3秒以上、息を止める.ゆっくり鼻から息を吐く。
7. 2回以上の吸入をする場合は最初の吸入終了後,続けて3〜6の手技を繰り返す。
8. 吸入終了後はうがいをしない(1回吸入の場合)。
【注意して下さい】
必ず、夜間や休日などの緊急時にのみ吸入させて下さい。このときにできたら内服の気管支拡張剤をいつも用意をしておいて、必ず一緒に内服しておきましょう。気管支拡張剤の内服の治療を基本に行ってください。そして、必ず、次の日に診察を受けておきましょう。
また、MDIは必ず本人に持たせないで、保護者の方が管理して下さい。うまく効かないからと、隠れて何回も吸ったりすると大変危険だからです。