ペットアレルギー
我が国の世帯当たりのペット飼育率はネコ9.71%、イヌ12.84%であリ、接触する可能性の高い動物アレルゲンです。
ネコのメジャーアレルゲンであるFel d l は、小粒子で空気滞留時間が長く拡散しやすいため、ネコが飼育されている家庭だけでなく、近隣にネコが存在する環境でも感作する可能性もあります。
つまり自宅で飼っていなくても感作が起こり、アレルギーを起こすことになります。
成人の気管支喘息患者の約3割がネコ、イヌに感作されています。特に何らかのアトピー疾患をもつ小児は、60.9%がネコ、イヌを含む動物アレルゲンに感作されており、そのうち約半数が単独感作です。
症状
触ったり、引っかかれたり、舐められたり、接触によって発赤、眼球発赤、痒み、咳、喘息発作などが起こってきます。アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、気管支喘息が起こります。 治療はそれぞれのアレルギー症状に対応して治療します。
ネコやイヌなどの動物アレルゲンは個別に検査し、感作を特定することが重要です。