外気浴・日光浴


外気浴
戸外の新鮮な空気や明るい陽光にふれることで、皮膚や気道の粘膜が刺激される。気温の変化に適応するからだをつくるために行います。

方法
生後2〜3週間頃より、部屋の窓を開け、外気をあてます。多少の冷たい空気でもかまいません。数分から始め、時間を延長してゆきます。1ヶ月をすぎれば抱っこをして戸外に出てみましょう。庭や人がいなければ静かな歩道、公園などしばらく散歩してみましょう。4ヶ月以降は乳母車に乗せて出かけてもかまいせん。7ヶ月頃になると、動くものや動物に興味がでてきます。くわえて他の人との接触なども喜ぶようになるので、戸外の体験も重要になってきますので、少し長い時間、外に連れ出してもかまいません。人混みを避け、お天気の悪いときには止めておきましょう。
寒い時期には暖かい時間帯に、夏は涼しい時間帯に行います。

日光浴
日光の紫外線が皮膚に作用すると、皮膚の中にある物質がビタミンDに変わり、骨へのカルシウムの沈着をすすめます。これにより、クル病の予防効果があります。

方法
生後1ヶ月がすぎたら、3〜5分間ほど日光にあて、2〜3日続けて肘・ふともも・下半身・お腹・胸・背中・と次第にあてる部分を中心の方に広げ、また時間も10分、20分、30分と延長していきます。
夏は午前10時前か午後3時過ぎ、冬は正午前後の日差しがよいでしょう。頭と顔には直接日が当たらないように日よけ布か帽子でおおいます。
普通のガラスは紫外線を通しにくいので、ガラス越しの日光浴では意味がありません。また、病気になっているときや治ったばかりのときにはさけます。
日光浴の後は少し水分が少なくなるので、果汁、白湯など水分を与えておきましょう。

注意
現在、紫外線が強くなっています。乳幼児期からあまり強い紫外線を浴びるのはよくないので、時間は午前10時から午後3時までは直射日光にあてないように気をつけてください。季節は春が特に紫外線が強くなるので、より注意が必要です。


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