骨年齢


骨年齢とは骨の成熟の程度を年齢の単位で表したものである。骨の成熟過程では管骨の骨端軟骨や手根骨などの立方骨の化骨(二次骨化)が認められ、これを平均的正常人でX線検査を行い、評価し、標準化したものである。骨の形態的成熟は、乳児期から思春期後期まで徐々に進行するため、骨年齢は成熟の程度を細やかに、また客観的に表すよい指標となる。
骨年齢を促進させる働きを持つのは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンである。
骨年齢は内分泌疾患の診断の補充的手段や、治療の指標に用いられる。 成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)、体質性思春期遅発症、甲状腺機能低下症などで骨年齢が遅れる。



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