カッコウ Common Cockoo
カッコウは托卵で有名なグループです。卵はまだら模様があり、似た卵を産むオオジロやオオヨシキリに托卵します。
托卵
ほかの鳥の巣に卵を生んで育ててもらうことを「托卵」と言います。托卵する相手の鳥はそれぞれだいたい決まっています。
ジュウイチ
卵は青っぽく、似た色の卵のコルリやクロツグミに托卵。
ホトトギス
卵はチョコレート色。ウイグスに托卵。
ツツドリ
卵は茶色っぽいが、白い卵を生むムシクイ類によく托卵。
カッコウの托卵
@ヨシキリ類の巣に生んだカッコウの卵は模様がよく似ている。
A同じ巣の卵より早く孵り、ほかの卵を背中に乗せて外に放り出す。
B巣の持ち主の鳥はカッコウの雛を自分の子供だと思い、餌をあげて育てる。
※いつもうまくいくわけではなく、ばれて攻撃される。実はカッコウよりはヨシキリなどよりかなり小さいのに。素晴らしい。
カッコウの仲間
托卵で有名なグループだが、半分以上の種は自分で育てます。熱帯域を中心に、極地を除く世界中に149種がいます。