木村茂
木村茂(きむら しげる)は、1929年奈良県生まれ。1953年神戸市立外語専門学校(現神戸外大)英米科を卒業、ナショナルシティバンクに入社。1957年油絵から銅版画制作に転じ、泉茂の指導を受ける。1962年東京国際版画ビエンナーレに出品。1965年にはナショナルシティバンクを退社し、画業に専念する。1970年フィレンツェ国際版画ビエンナーレ、1973年リュブリアナ国際版画展、1974年ドイツ国際版画展に出品するなど、国内外で高く評価される。1963年までは、貨車、レールを、それ以降は樹木と限られたモチーフを執拗に追求し、その繊細な作品は単なる詩情を超え、見るものの心に訴えかけてくる。
(ギャラリー「ときのわすれもの」ホームページより)