SGA低身長
SGA低身長
SGA(Small for Gestational Age)とは在胎週数に相当する標準身長・体重に比べて小さいことをいいます。
身長・体重が共に10パーセンタイル未満、つまり同じ在胎週数の100人の子どもたちの中で身長・体重が高い、重い順に並んで、小さい方から10番目未満に入っている状態です。
SGAの子どもたちは2〜3歳までに標準身長に追いつきますが、一部のこどもは低身長のままのことがあります。
その場合、低身長のほか、発達の遅れ、発達障害(広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動症候群、学習障害)やメタボリック症候群(糖尿病、高血圧、高脂血症など)を伴うことがあります。
低身長であっても2歳までに約90%のこどもさんは追いついてきますが、3歳までに追いつかない場合は低身長のまま成長することがあります。
SGA低身長の治療
適応 生まれた時の身長、または体重が在胎週数相当の-2SD以下であること
3歳以上
身長の伸びが少なく成長曲線から離れていっていること
身長が標準の-2.5SD未満であること
この場合、ほかに低身長の原因となる病気がないか検査します。
検査の結果SGA性低身長と診断されれば成長ホルモン補充療法を受けることができます。