バラ色粃糠疹


バラ色粃糠疹とは
脂漏性皮膚炎に近い症状を呈する発疹性で、亜急性に経過する皮膚の炎症性疾患です。
Gilbert という人が報告したので、Gilbert (ジルベールバラ色粃糠疹)と呼ばれています。
原因はウイルス感染が疑われていますが、わかっていません。成人に多い病気ですが、小児にときどき見られます。乳幼児の場合は他の中毒性、感染性発疹症を除外する必要があります。

症状
1)典型例では大きな初発疹が1個生じ、数日後に小さい発疹が汎発してきます。
2)初発心は類円形、境界の明らかな紅斑鱗屑局面で体幹に生じ、白癬に似ています。
3)散布疹は体幹から始まり、次第に四肢の末梢に向かって発生します。顔、手足にはでません。
4)体幹での発疹の分布はクリスマスツリー状になります。
5)発疹の大きさは粟粒から爪甲大までさまざまで、類円形、淡い赤褐色で、中央に鱗屑が付着します。
6)かゆみは湿疹、皮膚炎ほどひどくありません。
7)1〜2ヶ月で自然に治癒します。
8)全身症状を伴いません。

治療
原因が不明で自然治癒するので特別な治療は必要ありません。
1)かゆみの強いときには抗ヒスタミン剤の内服をします。
2)紫外線照射(あまりしません。)
3)症状の強いときにはステロイド軟膏を硼酸亜鉛華軟膏に混ぜて塗布することがあります。

(文献 14)

※院長通信
1年に3〜5人くらい見ます。最初はなかなか診断が難しいです。よくわからないときには皮膚科の先生に相談します。治るまで気長に待つ姿勢が必要ですが、どうも私は気が短いので困ります。典型的な発疹はアンドロメダ星雲の形です。
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