脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう)
脊柱側弯症は背骨が曲がり、ねじれている状態をいいます。原因の分からない特発性脊柱側弯症では約3分の1が進行します。
原因
ほとんどは原因の分からない特発性脊柱側弯症です。そのほか奇形や先天性脊柱側弯症などがあります。
症状
片方の肩が下がっていたり、腰が傾いていたりします。前屈みになると、片方の背中が盛り上がり左右対称になりません。
治療
診断、治療についてはすべて整形外科の先生に相談します。
側弯の程度を診るために側弯度を測り、カーブパターン、立位と臥位での角度の差を測定し評価します。一定以上曲がりがひどい場合には成長に伴って側弯がひどくなるため、特殊な装具を装着します。また、装具で効果が期待できないときには手術をする事になります。
将来に向かっての注意
成長期に起こる病気で、普通は成長が止まる16〜19歳で進行が治まりますが、程度がひどい場合は進行するおそれがあります。