皮膚アレルギー性血管炎 Vasculitis (allergica) cutis
皮膚アレルギー性血管炎とは
皮膚に限局した壊死性血管炎です。小児には少ないとされています。
症状
1)好発部位 下腿、時に大腿、臀部、上肢。
2)発疹は多彩で、
a)じんましん様膨疹
b)点状出血を伴う紅斑(アナフィラキシー性紫斑と同じ)
c)丘疹壊疽性発疹
d)皮下結節
3)数週から数ヶ月で治癒するが再発することがあります。
4)全身症状を伴いません。ただし、まれに全身性血管炎の皮膚症状を示すことがあります。
治療
1)下肢の安静
2)非ステロイド系抗炎症剤
3)重症の時にはステロイド剤を全身投与することがあります。
(文献 15)