院外薬局についてのお願い
私の診療所では院外処方にしています。それはみなさまに安全にきちんとお薬をお渡しするにはこの方法がベストと考えているためです。
子どもの薬は一人一人すべて量が異なり、管理、調剤、アフターサービスのどれをとってもきわめて専門的な知識が必要です。ですから私は子どもの薬は専門の薬剤師の方におまかせすることにしています。
私は薬の知識はあっても、管理や調剤については薬剤師の方にかなわないと思っているからです。
薬局では耳鼻科やその他の病院などでもらった薬と一緒に飲んでいいかどうか、重なっていないかなど、薬の管理をしてくれます。
また薬剤師が直接、お母さんにお薬を手渡して、飲み方や塗り方、保存方法や副作用についてなどお薬のことをいろいろ詳しく話してくれますし、お母さん方も分からないことをきちんときくことができます。このときに積極的に薬剤師に質問していただきたいと思います。
もう一つ重要なことはミスをできるだけ少なくできるということです。ミスはあってはいけないことですが、そのミスをできるだけなくすために、私の医院では事務の2段階でチェックし、それを処方箋として出し、薬局でまた、製剤と処方の2段階でチェックをします。
このように何度もチェックをすることでミスをなくす努力をしています。
院外処方せんはどんな薬がでているか見ればわかります。お薬の情報を提供しているわけです。このため処方せん料がかかり少しだけ費用が高くなります。
時間が少々かかったり料金が高くなるなどみなさまの不都合なこともありますが、子供さんの安全のためにご理解をよろしくお願いします。