ヒメシャラ


ヒメシャラ(姫沙羅)
落葉中高木。山地にはえ、15〜20メートルになる。樹皮は淡い赤褐色で平滑、光沢があり、薄くはがれる。葉は互生し、長だ円形で鋭尖頭をもつ。波状の疎な微鋸歯がある。葉の下面は、淡緑色で絹毛を生じる。葉柄は、長さ1cm程度。6〜7月、白い花を咲かせる。
西日に当たると弱るといわれ、西日を避けた植え方にしたい。
西南日本のブナ林を構成する樹種。
材は、器具、印材、くり物、磨き丸太籠などに使う。庭木としても植えられる。
分布:本州(箱根以西)、四国、九州
花の少し大きいシャラをナツツバキという。直径5〜6センチの純白の清楚な花を毎年初夏に咲かせる。

朝咲いた花が夕方に落ちることから、「平家物語」でも「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」と、世の無常の象徴として、描くかれている。
(Goo’s ホームページ「樹木図鑑」、山陽新聞記事より)

文字通りシャラっとした感じの木で樹勢が美しい。上品、清楚と言った表現がぴったりの木である。個人的には姿の美しさからいっても大好きな木である。


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