起立性蛋白尿
起立性蛋白尿は尿検査で蛋白尿が見られるもので、これは病的なものではありません。立ったり、腰を曲げたりするときにだけでる蛋白尿です。腎臓に問題はありません。尿蛋白の量も多くはありません。血圧は上昇することもなく、顔や体がむくんだり、尿の量が減ることもありません。検査をしても一般検血や腎機能、X線検査などにも異常は認められません。
横になっているときは尿蛋白は陰性で、立つと尿蛋白は陽性になります。
診断
いろいろな検査で異常がない場合、体位性蛋白尿のテストを行います。
起床時尿で3日連続で異常がない場合、つまり蛋白尿が陰性のときには起立性蛋白尿の可能性が高いといえます。
尿の中にときに赤血球が少量見られることもあります。
日常生活
まったく普通でいいです。運動や食事の制限は不要です。大人になるとなくなります。