風邪をひかないようにするために


風邪をひかないように次のことに気をつけましょう。風邪は万病の元といい、喘息や他の重篤な病気の始まりになることがあります。扁桃腺炎など繰り返す子どもたちにも共通していますので、参考にしてください。

風邪の予防
一般的なことですが、人混みを避ける、うがいや手をよく洗うなど小さなことが大切です。
うがいはイソジンのような殺菌作用のあるものがいいでしょう。お茶も効果があります。塩水というのもあります。
マスクもウイルスは通ることができますが、くしゃみや咳のしぶきは止めることができますので、効果があります。

鍛錬( discipline )の方法
自律神経の調節力を高め、消極的な子どもたちに自信をつけさせることができます。
薄着にしましょう。寝るときには直接暖めたりしないで、パジャマに着替えます。朝も下着を暖めたりしないようにします。
冬でも朝の洗顔は出来るだけ、冷たい水で洗いましょう。

冷水浴
お風呂から上がるときにはぬるま湯か水をかけてでます。冬はぬるま湯を体にかけ、足に水をかけます。なれてきたらだんだんと腰や肩の方にかける場所をあげていけばいいでしょう。
水をかけて冷やしたら、、浴槽に入り、暖めます。この冷やす、暖める、という方法を2から3回繰り返します。これを続けることで気温の変化に対応できるようになります。

冷水摩擦
冷たい水で搾ったタオルで拭く方法です。ヒヤッするのが皮膚には大切な刺激です。

乾布摩擦
皮膚の血管をつよくするだけでなく、自律神経を強くする効果があります。毎朝、3分間くらいで結構です。乾いたタオルで、手、足、胸、背中の順にごしごしと皮膚が赤くなるまでこすります。このときには絹のタオルが皮膚を痛めないのでおすすめです。
皮膚がつよくなると、風邪をひきにくくなり、気管支がつよくなります。

運動
外にでて、活発にお友達と遊ばせましょう。散歩のような軽いものから始めて、体操やジョギング、なわとび、鉄棒、サッカー、テニス、水泳など何でもいいのです。子どもが興味を持って楽しめて、続けることが出来る運動を選ぶことが重要でしょう。おとうさんやおかあさんが一緒になって出来ることがいいですね。生活に自信をつけます。

睡眠
しっかり睡眠をとり、規則正しい生活を心がけます。この頃就寝時間が遅い子どもが多くなりましたが、よくありません。生活のリズムがくずれると風邪をひきやすくなります。

環境
あまり快適な生活はよくありません。小さい頃から周囲の気温の変化に対応できるようにしてやらなければなりません。いつも冷房、暖房をして、快適な環境を作ると子どもの抵抗力は育ちません。
部屋は日当たりと風通しの良い部屋が理想です。
空気はきれいにします。ほこりやカビはもちろん大敵です。ぬいぐるみは良くありませんね。家族の吸うタバコはやめていただくか、外で吸ってもらいましょう。そのほか、接着剤、殺虫剤スプレイ、花火や線香の煙を気をつけてください。 湿度は風邪をひいていないときにはあまり加湿しないように気をつけてください。
小さいときから保育園に預けなければならないときにはできるだけ予防接種を受けておいてください。

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