指しゃぶり
指しゃぶり(乳児期)
この時期の指しゃぶりは手と口の協調運動が可能になる生後4ヶ月ころから指しゃぶりが始まります。生後6ヶ月ぐらいになると、指しゃぶりをする乳児の数と指しゃぶりの時間は最大となり、ハイハイして移動する事ができるようになったり、おもちゃで遊ぶことができるようになると徐々にしなくなります。
この時期の指しゃぶりは、成長段階での1つの行動と考えられ、乳児が元気よく健康な状態であれば特に心配はいりません。おしゃぶりは、3〜4歳ころになって、恥ずかしさが芽生えてくると自然に止まることもありますし、顎や歯列に与える影響が最近指摘されるようになりましたので、使用しないようにしていきましょう。
指しゃぶり(幼児期)
幼児の指しゃぶりは10〜20%に認められます。不安や乳児期への赤ちゃん返りなどが考えられています。指以外にも、ハンカチ、タオルなどを咬んだり、しゃぶったり、肌身離さず持っていることが多いものです。どちらにしても10歳を過ぎると急速に減少してきます。
多くは内向的、神経質、臆病で落ち着きがないなどの性格の子どもに見られるます。眠っている間も指しゃぶりをします。指にたこができたり、指の変形がみられたり、歯科の先生からは歯列不整がおこることを指摘されていますので、少しずつ離していきましょう。
よく話を聞いてあげたり、外遊びを一緒にしてあげたり、本を読んであげたりして、気持ちを何かに向けてあげることが大切です。
いずれなくなるものですから、あまり注意をしたりすることなく、先にあげたことなどを心がけて、ゆっくりした気持ちで、様子を見てあげてください。