かぜ症候群
いわゆるかぜです。鼻汁、のどの痛み、咳、発熱など鼻や喉のいろいろな部位の炎症を示す疾患の総称です。
原因
ウイルスが感染しておこります。原因ウイルスはRSウイルス、パラインフルエンザ、アデノウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルス、ライノウイルス、インフルエンザウイルスなどです。
細菌が原因のこともあります。
症状
くしゃみ、鼻水、鼻閉、のどの痛み、咳、声がれ、発熱などを呈します。乳児では気管支炎、肺炎などに進展したり、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴うこともあります。年長児では頭痛やしんどさを訴えます。
また、中耳炎などをおこすこともあります。
治療
安静にして咳、鼻水、下痢など、症状に対する薬を使います。特別な治療はありません。
安静にしていれば自然に治っていきます。
家庭での注意
食欲がなくなりますので、消化のいいものを食べさせるようにしましょう。水分は多めに与えましょう。保温に気をつけ湿度を高めにしておきます。
風呂には熱がなければ入れてやりましょう。
その他の注意
かぜとバカにしていると合併症など引き起こし、困ったことになります。上記のような症状があればきちんと治療を受けておきましょう。また、咳が長引いたり、熱がなかなか下がらない場合は早めに小児科医にご相談ください。