斜頚
斜頚とは赤ちゃんの片側の胸鎖乳突筋という頸の後ろから斜め前にのびている筋肉の中に筋肉の固まりができ、その部分がのびず、頭が傾くものをいいます。
症状
生後1週頃に首の筋肉のところに固まりをふれます。生後3週間くらいでもっとも大きくなります。固まりのある方に頭を傾けます。
固まりのある方向に顔を向けることができません。
原因
分娩のときに首の筋肉がのばされ、その部分に肉芽腫という固まりが出きるために運動が制限されるものです。
治療
1〜1歳半までに99%が自然治癒するといわれています。したがって、治療の必要はありません。
注意
子どもはたえず一方を向くため頭が変形してきます。これを防ぐには固まりのある方を少し下にして少し横向きにして固まりのある方に向かせるようにしますが、実はあまりうまくいきません。