ブドウ球菌性皮膚熱傷様皮膚症候群
ブドウ球菌性皮膚熱傷様皮膚症候群とは黄色ブドウ球菌の産生する菌体外毒素のためにおこる皮膚の炎症です。乳幼児に多いものです。
原因
皮膚にいるブドウ球菌という化膿するばい菌の感染です。皮膚のびらん面やのど、鼻、目やになどから黄色ブドウ球菌が検出されます。
症状
顔、首、脇、またのところが最初赤くなり、口の周りのびらん、皮むけ、放射状の皮膚の亀裂、目やになどが見られます。
ニコルスキー現象といわれ、皮膚をこするとずるっと破けたり、水ぶくれになります。
発熱も見られます。
回復期に皮がむけてきます。
治療
抗生物質を投与します。1週間ほどでよくなっていきます。3〜4週間で皮がむけてきれいに治ります。
新生児やひどい場合は入院治療が必要です。
家庭で気をつけること
@ お風呂 : 赤くなくなり熱がなければそーっと入れます。
A 手をよく洗い、皮膚を清潔にしましょう。