外陰膣炎(非特異性膣炎)
外陰膣炎とは外陰部から細菌が入って炎症をおこすものです。女児では珍しくありません。
小児の膣部は成人に比べ、自浄作用が働かず、一般細菌により炎症が発症しやすい状態にあります。
症状
外陰部のかゆみ、にごった粘液のおりもの、パンツあるいはおむつの汚れなどです。
膣入口部から前庭部にかけて赤くなり、またかゆみのためかきむしって、さらに二次的に細菌感染をおこすことがあります。
小児期の膣炎はカンジダはあまりなく、ほとんどは普段この部分の近くにいる細菌が感染するものです。カンジダ以外のものを非特異性膣炎といいます。
治療
@よく洗います。お湯でよく洗い、石けんを使って洗いましょう。症状のひどいときはお風呂以外のときにも洗面器などにお湯を入れ、おしりをつけて洗います。時間がないときは清浄綿できれいに拭いてやりましょう。
A抗生物質の軟膏をぬります。
B抗生物質をのみます。
注意
排便をすませた後、おしりをふくときには後ろに向けてふくようにさせましょう。
何度も繰り返す傾向があるので、日頃からよく洗っておきましょう。
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