音の出る花火の販売中止を
家の前が公園や海岸なら、うらやましがられる。が、実はそうでもない。家の東に大きな公園がある。木がたくさん植えられ、景観もなかなか良くなってきた。しかし、である。暴走族や蚊の出現とほぼ同時期に、夜半、ひゅーん、ドンと言う音。ああ、またいやな夏が始まった。文句も言えずじっと耐える。暴走族とで二重苦である。ますます暑い。朝方の3時、4時まで止まらないこともある。嬌声も。大変若い。今の若者は中高生も含めて、朝方まで遊び歩いても咎められない。本来、親が悪い。そして、味覚も減退しているが音にも鈍感だ。聴くのはロック、しかもいつでもどこでも大音量のへッドフォンで聴いているので、難聴準備状態だ。
彼らは花火族というらしく、全国で問題になっている。テレビの取材で、自分たちが楽しければいい、夏だけなんだから我慢しろと言っていた。何という不遜。今は、こんな若者が全然珍しくない。暴走する音と花火の音で本当にうるさい。今では涼風で眠りにつくことは不可能なのだろう。仕方がないので、人々は窓を閉め切り、クーラーをがんがんかけて防衛する。今は私たちのようにクーラーをつけないで眠ろうとする人間は少数だろう。
花火はとても楽しく素敵である。日本ではオーストラリアのように全面禁止はできないだろう。夜半のみの禁止も暴走族と同じで効果は薄い。
私の提案の一つは10時以降、コンビニで花火の販売を中止するというものだ。花火は直前に買われる。もう一つは音のする花火の製造、販売を中止するというもの。音のする花火はやかましいだけである。これは花火騒音には効果があろう。なにしろ音がでないのだから。夜風で眠れる夏を取り戻したい。省エネにもなる。