幼児学童の肥満症の食事療法

食事療法のポイント
肥満症
低カロリー食を作るときの留意点
 1)総カロリーを3回に均等に分けましょう。
 2)朝食はきちんと取りましょう。1日3食のリズムが大切です。
 3)主食量が少ないので味は薄味にします。
 4)量が多くカロリーの低い食品類を選びます。これに野菜類、キノコ類、海草類、こんにゃくなどがよい食品です。
 5)低カロリーでもおやつは与えましょう。果物類や牛乳が良いですね。
 6)間食の甘いュース類、コーラ類、スナック菓子類を原則として禁止します。代用品として、寒天、トコロテン、するめ、こんぶ、牛乳、ヨーグルト、スイカなどを与えましょう。
 7)買い食い、夜食は禁止します。

食事療法でのちょっとした工夫
 1)最初に汁物を飲みます。
 2)つぎに野菜サラダ、魚肉をしっかり食べます。
 3)おかずの盛りつけはそれぞれ、小さめの皿に山盛りに盛ります。
 4)食事に時間をかけましょう(30分以上が望ましい。) かんでいるときは箸を置く習慣をつけると食事の時間が長くなります。

食習慣改善のための行動療法  1)家族の協力が大変重要です。家族が全員で一緒に取り組みます。食生活のパターンを同じにしましょう。家族と一緒に食べ、食事を楽しむことが大切です。楽しくなるような工夫をしてみてください。
 2)食事と体重の記録をつけます。
 3)肥満度の軽減や食習慣の改善ができたら、何かごほうびを与えましょう。

運動のすすめ
楽しんでできることを長く続けましょう。

ここが大切
無理に体重を減らそうとしないで、現在の体重を増やさないようにする事が大切です。


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