肥満症


肥満とは
体の脂肪組織が過剰に増加した状態のことです。
@単純性肥満:過食と運動不足によって生じる肥満で、肥満以外に特別の症状を認めません。
A症候性肥満:他の病気で肥満がおこるものです。(クッシング症候群、脳腫瘍、先天異常など)低身長、知能障害、奇形などの症状を伴うことがあります。

肥満の判定法
@肥満度(標準体重比)
肥満度=(実測体重)−(標準体重)/(標準体重)×100(%)
(判定) 軽度   20〜30%
     中等度  30〜50
     高度    50以上
A肥満度計算図表によるもの
B皮下脂肪の厚さを測る方法(皮脂厚)
C体格指数
 カウプ指数:幼児の肥満を判定するのに用います。
 カウプ指数=体重(g)/身長(cm)×10
  18〜20 肥満傾向
  20以上 肥満

単純肥満の成因
@遺伝
  両親が肥満であると、こどもの80%は肥満になるといわれています。
A環境因子と食生活
  冷蔵庫、自動販売機、コンビニなどの普及で、いつでもどこでも食べ物があり、すぐに食べることのできる環境が過食を招きます。
B運動不足
 遊び場の減少、塾通い、テレビゲーム、ビデオ、コンピューターの普及で子ども達の戸外での遊びが少ないことが運動不足の原因になっています。

肥満の対策
@肥満の程度を知りましょう。
A現在の体重を維持させます。
B家族全体で生活習慣を改善しましょう。
C家族全体で食生活を改善しましょう。
D運動を奨励しましょう。

幼児学童の食事療法
   →肥満症の食事療法

標準体重
標準体重の計算方法 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
前の画面に戻る 周期性嘔吐症へ
禁転載・禁複製  Copyright 1999 Senoh Pediatric Clinic All rights reserved.