今は嘔吐下痢症、流行性嘔吐症が流行しています。
寒くなってきました。寒気団が近づいて、北の地方が雪に覆われるようになると、嘔吐する子どもたちが急に増えてきます。前の晩に冷え込むと夜中から突然吐いて、何回も吐いて昼頃までに止まることが多いようです。吐く時間は10時間程度が多いようです。
今流行しているのはあまりひどいタイプではなく、下痢はあまり続きません。発熱の頻度も低いようです。便の色は少し薄い黄色の色にはなります。もっと寒くなると下痢が長く続くようになります。
この病気はウイルスで感染しますが、感染力は強く、便の中のウイルスの粒子が手などについて感染していきます。手をよく洗う習慣をつけましょう。年長児は嘔吐だけで終わります。せいぜい12時間ぐらい吐いたら下痢することなく止まり、その後少しずつ元気になっていきます。嘔吐した日と次の日は少ししんどそうにしていますが、2〜3日で元気になります。ただ、まったく元気が出てこないことがあり、輸液などが必要なこともあります。詳しくは→乳幼児嘔吐下痢症をご覧ください。
インフルエンザはまだ児島地区では流行していません。→インフルエンザ
その他の感染症は→水ぼうそうが見られます。
抗ウイルス剤がよく効くので、あまりひどい水ぼうそうは見られなくなりました。
1999.12.25