函館山


 今年は函館の夏はとてもお天気が悪く、雨ばかり降っていたそうです。そのため温度は上がらず、20゜Cをいったりきたりとのこと。水の心配も全くないとタクシーの運転手さんが言っていました。
日本中、猛暑に取り憑かれ、おまけに水不足で苦しんでいるのにです。訪れた日は頂上付近が曇っていて、ロープウエイで登ったのですが、霧以外全く見えない状態が2時間ほど続きました。この日、8月13日は”夜景の日”とかで大変な数の人々がロープウエイからどんどん吐き出されてきて、おまけにものすごく寒かったのですが、奇跡的に雲は去り、粘った甲斐があって美しい夜景を見ることができました。この地もまた、景気が悪くなり、夜景は以前ほどではないそうです。確かに絵はがきなどに比べると輝きが違うような気がします。
その夜宿泊した大沼というところは、駒ヶ岳と大沼という景勝地を持ちなかなか美しいところですが、函館の夜景を見ると40分ほどの距離をタクシーで帰るしかないという大変不便なところでした。

 函館という街は神戸に感じがよく似ていて、観光に力を入れている街らしく整った印象でした。
倉庫の後を色々なショップやレストランが入り、雰囲気を盛り上げていました。小樽と同じ手法です。
しかし、入っているお店は今時観光地ならどこに出もあるようなものばかりで、この地しかない、特徴のあるものを売っているお店はもうほんのわずかしかありませんでした。
ただ、魚介類は新鮮で小さな居酒屋をタクシーの運転手さんに教えてもらい、十分楽しむことができました。

2001.8.13

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