マセラティクアトロポルテの部屋(2)


Mの近況
MQ8のデータ
MQV6
トラブル日記・MQV8
Grunting Maserati
New Maserati Quatroporte



MQV8
2002.9.29
 愚かな僕はまたしてもMQに。どうせならとMQV8に。荒々しいMQ6よりは良いのではないかと。当然ながら妻は反対。なんとか説得した。あきれていた。
確かに悩まなかったわけではない。BMWアルピナ、メルセデスAMG、アウディS6、ジャガーXタイプなど頭をかすめたが、他に何に乗りたいのと考えたとき、これしかなかった。まだ、マセラティを十分楽しんではなかったのが、一番の理由。メルセデスはAMGとはいえ、ベンツのおじさんになるのはどうしてもいやだったし、アルピナは少々下品、アウディは魅力があったが、6や8シリーズは大き過ぎる感じがした。
 1台目のトラブルで大変お世話になった、コーンズ・アンド・カンパニーリミテッドという正規輸入代理店が特別仕様車として作ったスペチアーレというコーンズ限定モデル。アルミ製ブレーキキャリパー、七宝焼きのマセラティオーナメント、伝統のマセラティの時計を備えたもの。時計はやはり良かった。今回は紺色のボディ。内装はベージュ。
コーンズはいろいろ付加価値を付けたが、できれば右側のウインドウをオートにしてほしかった。

その後はなんとかかんとか。納車の日に4箇所もトラブル。一つはナカミチのカーステレオのもの。
ナカミチのカーステレオは元々sony製のものがついていたが、sonyのものは派手すぎて、マセラティクアトロポルテのベージュの内装に似合わないので、黒の落ち着いたものに交換した。このタイプはステレオの同じ大きさの中で6枚のチェンジができる優れものだと思って買ったが、最初トラブルが頻発したが、このところ、落ち着いた。これはナカミチのカーステレオの問題。

その後は大きな問題はない。とても低い車体は少々いただけないが、非常に上品なスタイルとすざましい速さ。とにかくすばらしい。

ディーラーのOさんがとても良くしてくれるので、大変助かっている。

ルボランに掲載されたプロフィール
 純粋なスーパースポーツの血が流れるセダンとしては、おそらく世界唯一の存在がこれ。イタリア語で4ドアセダンの意味だからあまりにもベタな名前だが、歴史は古い。まず最初は’60年代、続いて’70年代と出たり消えたりしながら大排気量4ドアGTとして君臨。’94年発表の現行型は第3世代に当たる。往年のビトゥルボ時代からのV6と、そこから発展したV8の2種類のエンジンは、いずれもIHI製のツインターボ付き。
Verdict
 なんといっても優美そのもの。低い排気音を地に這わせながらスッと走り出す様子には、ぞくっとさせる気品が漂う。ホイールベースが長め、かつ足の動きがスムーズなので、よほど無茶をしなければじゃじゃ馬的な顔を見せない。上品なジェントルマンのためのスポーツ、といったところ。
 ×ボディは強くない。強めのGだけでインテリアの革が擦れ合うなど、あまり真剣に攻める気になれない。

この車に惚れたポイント
@スタイルがクール
A上品
Bとにかく非常に速い
Cコンパクト
D内装が非常に美しく、セクシー
Eベンツが来てもふんと思える



近況
2005.9
エアコンが調子が悪くなり、修理に出すことに。タイヤもかなりすり減っていたので、こちらも交換。9月16日車を届けてくれる途中で、急にパワステが効かなくなったらしく、ディーラーに逆戻り。パワステのオイルが漏れていて、部品がないとのこと。待てども待てども部品なし。コーンズになく、イタリア本国に発注をかけるも探し回ってないということで、すでに1ヶ月。いったいどうなってんの。本社にないなんて考えられないのだが。最終モデルとはいえ、まだ4年間しかたってない車なのに。これだものイタリア車は

2005.8
いろいろな場所でよくこするので、ボンネットの下をのぞいてみたら、あらら残念、プラスチックカバーが一部破損している。がっかり。これはまたかなりの出費である。

2005.7
暑い夏が来ているが、とりわけ問題ない。暑さにはさすがに弱いが、あまり渋滞のあるところには行かないようにしているので、良いのだろう。
もうすぐ4年になる。相変わらず美しい。多少の古さは感じるが、これもまた良い。

2005.6
新型マセラティクアトロポルテは苦戦しているよう。なかなか売れないようである。岡山市内で黒のクアトロポルテを見た。多分そうだろうと思うが、遠くだったので、よく分からない。
先日、暇つぶしにヤナセのショールームに出かけて行った。新しいタイプのCLSを見るためだった。実車はおいていなかった。手に入らないらしい。岡山で4〜5台売れているらしいが、セールスの人もいつ展示できるかもわからないそうだ。僕は岡山を走っていて、2台見た。
ところで新型マセラティクアトロポルテはSクラスのお客が比較対照にしているという。BMWの7シリーズは話しにでてこないという。客層が分かれているのだろう。ただ、ベンツのSクラスに乗っている人がクアトロポルテに乗り換えることはまずなかろう。
さて、CLSはカタログを見るとかなり大きい。スポーティを売り物にしているようだ。バックビューがいただけない。やはりベンツはベンツである。おしゃれっぽくはない。性能とかはきっと良いのだろうけど。
その時に、E320と新型のSLK350を試乗した。E320は普通の実用車。どうってことはない。SLKはきびきびしているし、走りもよい。内装も若者むけにしているようだが、値段は若者むけではない。
こちらはマセラティに近い感覚で乗れた。

2004.6

リコール。2日間。
暑くなってきた。苦手な夏である。エアコンが心配。

2004.5
新型のMQが発表されている。












写真はコーンズのホームページから拝借しました
とりわけ美しいサイドビュー

2004.4

 もうすぐ3年になろうとしている。ほとんど故障はない、と思っていたら、エアコンが効かなくなった。折しも、大変暑い日になり、春とはいえ、4月の最高気温を示すような日にエアコンなしではちょっとつらい。さっそくO氏に連絡、入院と相成った。どうも、どこかのパイプから漏れていて、国内になく、イタリアに発注したという。とりあえず、応急処置で部品が来たら、もう一回交換するとのこと。まあこのあたりは普通の車でもよくあること。アウディでもあった。・・・余裕。
部品が約3週間ほどかかって届き、ようやく修理完成。
このときに同時にETCを付けてもらった。左ハンドルにはとても便利。

2002.8
 購入してから1年。エンジンは好調、V6に比べると静かでジェントル、なおかつ迫力がある。ダッシュは得意。V6に比べてと、ジャジャ馬っぽさがなく、加速はさらに強烈。
シャーシはしっかりしている。サスペンションを変えることができる。普段はノーマル、家族と乗るときにはソフトにして、カーブの多い道ではスポーツを選ぶ。これはなかなかいい。
この車の特徴はなんといってもそのすばらしい速さと、美しさであろう。満喫している。市街地を走るのにもそれほどのストレスは感じない。

トラブル日記・MQ8
 夏に弱い。暑いところに弱いようだ。ヨーロッパはイタリアのように南にあっても日本のように暑くはない。必然的というべきだろう。ターボエンジンの弱いところで、液温が少々あがってくると、かしがましいほどファンがうなる。うなってうなってちとうるさい。
2年目に入ったときの夏(2003.8)、あまり頻回に唸るので、見てもらったら、低音のファンが故障していた。これは交換。
しかし、普段から、高温になってくると冷やすのにファンが唸る。この車の性質上大丈夫かいなと心配になる。信号で止まっていると、唸りをあげるので、隣の車の人の視線が気になる。前はフェンダーのマークだとかアルミホイールの中心のマークを見てくれていて、少しうれしくなったものだが。今は違う。
エアコンは前に述べたが、本当に良くない。使う人間のことをあまり考えていない。デザイン重視である。イタリア的だ。夏に遠出は禁物であろう。

それが良く分かっていたが、夏の京都にマセラティで行った。比叡山に行きたかったのである。予想通りちょっとスリルを味わった。
Grunting Maserati

納車のときすぐにトラブルがあった。
@スピードメーターのランプ切れ。
Aダッシュボードのあたりのガサガサ音。
B後輪のダンパーのコンピューターの不具合でブレーキがキーキー鳴っていた。
C後から付けたナカミチのステレオデッキの故障。

@はすぐに交換。
Aは手強く、ダッシュボードの内側のプラスティックの部分が長めで固定されていなかったようだ。
Bもかなり大変だった。走るたびにキーキーいうので、すぐに預けてチェックをしてもらった。スタッフの方がものすごくよくしてくれ、後輪の重量をコントロールするポンプのセンサーが故障しており、それを交換した。

V6とV8の違い
V6は荒々しい。サスが硬く締め上げられている。立て付けがいまいち。ボディ剛性がいまいち。V8はサスペンションを変えることができ、普段はマイルドな硬さのサスで走っている。固めで走っているときには上品な雰囲気にはなれない。
V6はマセラティクアトロポルテのイメージとは少し違う気がする。

データ
(コーンズ・アンド・カンパニーリミテッドのパンフレットをそのまま掲載)
主要諸元
全長 4550mm 全幅 1810mm 全高 1380mm 
ホイールベース 2650mm トレッド (前) 1520 (後) 1500
車両重量 2.8V6 1543kg(1571kg AT) 3.2V8 1647kg (1675kg AT)
タイヤ(前輪) 225/45ZR17 (後輪) 245/40ZR17
ホイール(前輪) 8J×17   (後輪) 9J×17
トランク容量  約475リットル

エンジン
エンジン2.8 V63.2 V8
搭載位置前部縦置き前部縦置き
気筒数       
ボア×ストローク94×67mm80×80
総排気量2789cc3216cc
最大トルク42.0kgm/3500rpm45.9kgm/4400rpm
最大出力285ps/6000rpm336ps/6400rpm
カムシャフトシリンダー当たり 2シリンダー当たり 2
バルブ気筒当たり 4気筒当たり 4
ターボチャージャー2(IHI製)2(IHI製)ボールベアリング式
インタークーラー空冷式前部 2空冷式前部 2
シリンダーブロック及びシリンダーヘッドアルミニウム 鋳造製アルミニウム 鋳造製
ライナー湿式 鋳鉄製湿式 鋳鉄製
燃料噴射装置ウエーバーマレリ製・電子式・マルチポイントウエーバーマレリ製・電子式・マルチポイント
点火装置電子式 ダイレクト点火方式電子式 ダイレクト点火方式

性能
車種2.8 V63.2 V8
最高速度260km/h(255km/h AT)270km/h(265km/h AT)
0-100m加速       5.9秒5.8秒
0-1000m加速25.9秒24.9秒

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